BLOG

ブログ

BLOG

2022/09/15 13:41




*ぶどうちゃん@見習い店員のつぶやき

こんにちは、いつまでたっても見習い店員のぶどうちゃんです!知れば知るほど難しい〜っ!て思うワインなのですが、今回も初心者の方にも出来るだけわかりやすく、超難易度低めに、うわずみ部分をさらりとお伝えしようと思います!
さて、今回ご紹介するのは「王様」です!!

*ライバル多し!イタリアのブドウ品種

ぶどうちゃんが今まで紹介してきたブドウ品種は「シャルドネ」、「リースリング」、「カベルネ・ソーヴィニヨン」、「メルロー」など、どれも超有名で世界各国で栽培されている人気者達。その他にも数え切れない程ブドウ品種はあるけど、イタリアには「土着品種」と呼ばれるその土地でしか栽培されていないものが数多くあるんだって。 その数推定なんと2000品種!イタリア政府で認定されている品種だけでも496品種あるそう。なぜイタリアにはそんな数多くの品種があるかというと、諸説あるけど、長靴の様に長く伸びるイタリアの国特有の恵まれた気候のおかげだったり、土壌がワイン栽培に最適だったこと、ワイン法を制定するのが遅れ、各地の郷土料理に合わせた独自のワイン造りが発展した、などなど要因は様々。ただ、イタリアには紀元前2,000年前からずっと続くワイン造りの長い歴史があり、ワインの製法をローマ人に伝えたとされる古代ギリシャ人が「エノトリア・テルス(ワインの大地)」と呼んだほどワイン造りに理想的な土地だったというわけ。陽気なイタリア人が美味しい料理と一緒に「Buono (ブォーノ)」って言ってるのが聞こえてきそうだね!


*ドライなくせに情熱的なネッビオーロからワインの王様誕生!

イタリアで2000品種ある中でも名高いのが今回ご紹介する「ネッビオーロ」。イタリアの赤ワインで有名な「バローロ」や「バルバレスコ」に使用されている北イタリアのピエモンテ州の土着品種。晩秋の霧(ネッビア)が出始める頃にようやく収穫できる晩熟のブドウで、ブドウに付着する白い斑点が霧に見える事からその名が付けられた、と言われているんだって。ロマンチックなネーミングなんだけど、実はタンニンっていう渋味の成分が多いのでスゴーくドライで酸っぱいの。うっへ〜!それをゆっくりと時間をかけ熟成させてやると、情熱的で驚くほどエレガントに変貌するんだって。特に、このネッビオーロを長期熟成して作られる「バローロ」は18世紀イタリア王国初代首相カミッロ・カヴール伯爵が愛飲した事で「ワインの王様」呼ばれるようになったとか。


*ネッビオーロを堪能するならコレ

というわけで、今回ご紹介するのは、イタリアを代表するブドウ品種のひとつネッビオーロが使われているワイン達。どれも程よく熟成されたバランスの良いものばかり!華やかでゴージャスな香り、複雑味があって余韻が長くエレガント。ぜひ王様気分で飲んでみてね!

<ネッビオーロ100%のワイン>